バイクツーリングやメンテナンス
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何だかテントをバチバチと叩く音で目が覚めた
辺りはまだ暗い
山の中だし、通り雨だろうと気にもせず、再び深い眠りについた。
また目が覚めた、朝靄の草原を写真に収めたいとテントから顔を出すと
雨は止んでいたが、朝靄どころか濃霧で何も見えず、もう一度寝袋に包まった。
「やっぱり通り雨やったんやなあ」ムニャムニャ
という具合に速攻で眠りについてしまった。
そして、再び激しくテントを打ち付ける雨音に飛び起きた。
ちょっとの雨でも大きく聞こえるテント内
どんなもんやろかと、顔を出してみると
しっかりと腰を据えた雲から、たっぷりの雨が降り注いでおりました
「そういえば、キャンプツーに浮かれて、天気予報全く見ずに出て来てもうたなあ」
「こら、完全に雨やな」
ここでは電波が入らないので、携帯電話で調べることも出来ず
雨ならもう一度寝るかと、再び寝袋に包まる。
ロッジに居てた管理人らしき方に聞くと今日は一日中雨らしい。
もう一度群馬入りして谷川岳を目指す予定は諦めて、のんびり片付けして出発することに。
止む気配のない雨音の中、コーヒーをすすり行程を練り直す
ちょっと小雨になってきたところで、撤収作業を開始。
濃霧の中、清水平林道を抜け、国道403と292で「道の駅やまのうち」早めの休憩。
天気予報を確認すると、80%雨。
しかし、翌日は晴れマークのみの快晴ムード
今日さえ我慢すれば、明日は最高の景色が見られるかも。
アウトライダーで紹介され、以前から行ってみたかった内山牧場キャンプ場まで
行くことにして、雨の中ということもあって、ゆっくりと進むことに変更。

国道406号で菅平あたりを走っている時に、スピードメーターが動いていないことに気づいた。
ワイヤー切れ?
チッ、雨に続き今日はついてない。
と思ってたら、走りながらもメーターワイヤーがプラプラ外れているのが見え
閉店しているレストランの軒下を借りて取り付ける。
最初は工具も使わずに上手く付けれるかと思っていたけど、冷えきっていて指も思い通り動かず
急がば回れで、メーターを取り外してワイヤーのネジをはめ込む。
荷物を全部下ろしてシート下の車載工具を取り出す。
車載工具の10mmスパナしかなくて、嫌な予感は的中。
全くボルトが緩まらない。
何でいつも持って来てる工具入れを置いて来てしもたんやろ、アホな俺。
一度はバッグに詰め込んだのに、テープとタイラップ以外は置いて来てしまっていた。
悔やんでも仕方ないので、ボルトをなめる覚悟で目一杯力を込めると、スパナの口が開いた・・・。
何ちゅう柔らかい金属やねん!と、ムカッと来たけど、更に力を入れるとボルトが回った。
雨の中、一人遊びも終わり再出発
国道406号から、県道4号で浅間サンライン入りしたら
お古なツーリングマップルには記載のなかった道の駅があったので再び休憩

エグザリートレザーではあるものの、カッパの下で湿気を帯びて来たジャケットが心配。
小諸市から佐久市へ行く途中、何度も道を間違える
地図が見れないから仕方ないけど、小諸市に来ると来るといつも迷っている気がする
どうも相性の悪い場所だ。
県道44号で内山牧場入りしようと思ってたけど、いつの間にか通り過ぎていたようで
国道254号で向かう。


おっそろしくグネグネした道を延々と登り、辿り着いた内山牧場キャンプ場。
所々、案内版が立ってますから案外分かり易いです。
受付前でボトボトに濡れたカッパを脱ぎ、ちょっと一休み
暗くなる前に到着出来て良かった。
受付のオバちゃんが「良かったー、今日はボーズかと思ってたよ」とニコニコしながら、湿った千円札を受け取ってくれた。
「こんな雨の中、明日の晴れを賭けてキャンプしに来る奴はおらんわな」と自嘲気味に笑う。
受付を済ませてキャンプ場に、キャンプ場に、ってキャンプ場はどこやねんっ
確か草原の見晴らしの良いはずのキャンプ場への道が全く分からず、
コテージが一杯ひしめき合ってる場所に来てしまい、何か間違ってるなと気づき
受付に戻り、辺りを見回せど案内板が無いので受付より手前の入口に行くと矢印がありました。
そのダートを進むと広がる草原。
濡れていて泥濘もあって、ズルズル滑って気持ち良いけど、何よりこの景色。
すぐそこに見えるのは荒船山。
まるでマッコウクジラのような造形で、異様な雰囲気を醸し出している。

テントの設営も終え、あまりの光景の美しさに見とれていたら、辺りが真っ暗に。
そろそろ風呂に行こう、昨日の温泉は洗い場が無かったから、身体洗ってないし。
一日中の雨で、冷えきってるし、指はふやけてるし、カッパ脱ぐのが面倒で昼飯も食ってないし。
さぞかし、今から浸かる温泉は温くて気持ち良いだろうなと想像しただけでゾクゾク。
内山牧場から、気持ち悪くなるぐらいのグネグネヘアピン連続真っ暗道路をやり過ごし
国道254号に出て、温泉を目指すけど、霧と雨とで視界が最悪で
これまたヘアピン連続の国道で、対向車線を大量のトラックが水しぶきを上げて
さらに視界が悪くなる。
そんな恐い目をしながら着いた「西下仁田温泉 荒船の湯」は、内湯も露天も気持ち良くて
ついつい長居をしてしまう。でもまだ19時。
普段の生活の19時よりも、旅先の19時では深夜のように夜の闇を感じるのは何故だろうか。
再びグネグネ道を登り、キャンプ場まで戻り、雨の中ではありがたいトタン屋根の下で酒宴を始める。
まずはキリンで喉を潤してから、前夜、一杯飲んだだけでバタンキューしてしまった地酒を戴く。

家から持って来た即席ラーメンを啜りながら、湯田中で買った期限切れのパンを頬張る。
簡単な飯で、あっさりと済ませることも別に気にすることないソロキャンプ。
常温の地酒をやりながら、湯を沸かしたコッフェルに瓶ごと放り込み、熱燗で変化を楽しむ。
美味い、あまりに美味い。
月明かりの中、自分と同じ目線の先に広がる、荒船山に掛かる雲を見る。
刻々と形を変える雲に、しばし見とれる。
雲を眺めているだけで2時間ほど、ちびちび呑んでいた。
地酒も空になったので、寝袋に包まり、寝た。







晴れに賭けて良かった
この絶景を一人占め出来た機会がありがたく感じた。

夏は感じず、秋晴れの中で、前日から濡れていたテントを完璧に乾かし、寝袋を干し、出発の準備をする。

キャンプ場すぐの妙義荒船林道の入口は崖崩れで通行止め。

キャンプ場から下った所に県道44号の看板があるので、それに沿って佐久市内へと向かい
国道を横切り浅科村へ入り国道142号へ。
道の駅ながとで浅間山の広大な風景を味わってからビーナスラインへと向かう。
国道152号を北上して、県道62号で武石村を抜けて旧巣栗林道(県道464号)で美ヶ原へ。

さすがに昼を回ってからのビーナスラインは、どこを見ても車バイクで混雑していて。
美術館下の駐車場はバイクで埋め尽くされていて圧巻でした。






気持ち良い天気の中、混雑しつつも美しい光景で楽しませてくれたビーナスに感謝。
車山を過ぎると、ビーナスラインも終点。
名残惜しいけど、そのまま白樺湖を過ぎて国道152号、県道192号で諏訪市内へ。
混雑を避けて、この前見つけた抜け道で諏訪ICに辿り着く。
諏訪からは中央道、名神高速を利用し5時間ほどで家に着くはず。

予想通り、名神高速は草津から大津まで渋滞していたので、京滋バイパスに逃げ込み、気持ちよく走る。
行きも帰りも西宮北ICから諏訪まで高速道路だったけど、今までよりもずっと楽に感じた。
高速巡航でも、バタツキのない革ジャケットの恩恵でしょうか。
何でもっと早く手に入れなかったんだろうか。
3日間の走行距離、1280km。
2日目が雨じゃなかったら、もっと走っていたかもしれない。
ついつい昼飯も食わずに走り続けてしまう癖、直したほうがいいかも。
家に帰って測った体重4キロ減。
ツーリングダイエット、心にも体にも優しいみたいです。
もう一度群馬入りして谷川岳を目指す予定は諦めて、のんびり片付けして出発することに。
止む気配のない雨音の中、コーヒーをすすり行程を練り直す
ちょっと小雨になってきたところで、撤収作業を開始。
濃霧の中、清水平林道を抜け、国道403と292で「道の駅やまのうち」早めの休憩。
天気予報を確認すると、80%雨。
しかし、翌日は晴れマークのみの快晴ムード
今日さえ我慢すれば、明日は最高の景色が見られるかも。
アウトライダーで紹介され、以前から行ってみたかった内山牧場キャンプ場まで
行くことにして、雨の中ということもあって、ゆっくりと進むことに変更。
国道406号で菅平あたりを走っている時に、スピードメーターが動いていないことに気づいた。
ワイヤー切れ?
チッ、雨に続き今日はついてない。
と思ってたら、走りながらもメーターワイヤーがプラプラ外れているのが見え
閉店しているレストランの軒下を借りて取り付ける。
最初は工具も使わずに上手く付けれるかと思っていたけど、冷えきっていて指も思い通り動かず
急がば回れで、メーターを取り外してワイヤーのネジをはめ込む。
荷物を全部下ろしてシート下の車載工具を取り出す。
車載工具の10mmスパナしかなくて、嫌な予感は的中。
全くボルトが緩まらない。
何でいつも持って来てる工具入れを置いて来てしもたんやろ、アホな俺。
一度はバッグに詰め込んだのに、テープとタイラップ以外は置いて来てしまっていた。
悔やんでも仕方ないので、ボルトをなめる覚悟で目一杯力を込めると、スパナの口が開いた・・・。
何ちゅう柔らかい金属やねん!と、ムカッと来たけど、更に力を入れるとボルトが回った。
雨の中、一人遊びも終わり再出発
国道406号から、県道4号で浅間サンライン入りしたら
お古なツーリングマップルには記載のなかった道の駅があったので再び休憩
エグザリートレザーではあるものの、カッパの下で湿気を帯びて来たジャケットが心配。
小諸市から佐久市へ行く途中、何度も道を間違える
地図が見れないから仕方ないけど、小諸市に来ると来るといつも迷っている気がする
どうも相性の悪い場所だ。
県道44号で内山牧場入りしようと思ってたけど、いつの間にか通り過ぎていたようで
国道254号で向かう。
おっそろしくグネグネした道を延々と登り、辿り着いた内山牧場キャンプ場。
所々、案内版が立ってますから案外分かり易いです。
受付前でボトボトに濡れたカッパを脱ぎ、ちょっと一休み
暗くなる前に到着出来て良かった。
受付のオバちゃんが「良かったー、今日はボーズかと思ってたよ」とニコニコしながら、湿った千円札を受け取ってくれた。
「こんな雨の中、明日の晴れを賭けてキャンプしに来る奴はおらんわな」と自嘲気味に笑う。
受付を済ませてキャンプ場に、キャンプ場に、ってキャンプ場はどこやねんっ
確か草原の見晴らしの良いはずのキャンプ場への道が全く分からず、
コテージが一杯ひしめき合ってる場所に来てしまい、何か間違ってるなと気づき
受付に戻り、辺りを見回せど案内板が無いので受付より手前の入口に行くと矢印がありました。
そのダートを進むと広がる草原。
濡れていて泥濘もあって、ズルズル滑って気持ち良いけど、何よりこの景色。
すぐそこに見えるのは荒船山。
まるでマッコウクジラのような造形で、異様な雰囲気を醸し出している。
テントの設営も終え、あまりの光景の美しさに見とれていたら、辺りが真っ暗に。
そろそろ風呂に行こう、昨日の温泉は洗い場が無かったから、身体洗ってないし。
一日中の雨で、冷えきってるし、指はふやけてるし、カッパ脱ぐのが面倒で昼飯も食ってないし。
さぞかし、今から浸かる温泉は温くて気持ち良いだろうなと想像しただけでゾクゾク。
内山牧場から、気持ち悪くなるぐらいのグネグネヘアピン連続真っ暗道路をやり過ごし
国道254号に出て、温泉を目指すけど、霧と雨とで視界が最悪で
これまたヘアピン連続の国道で、対向車線を大量のトラックが水しぶきを上げて
さらに視界が悪くなる。
そんな恐い目をしながら着いた「西下仁田温泉 荒船の湯」は、内湯も露天も気持ち良くて
ついつい長居をしてしまう。でもまだ19時。
普段の生活の19時よりも、旅先の19時では深夜のように夜の闇を感じるのは何故だろうか。
再びグネグネ道を登り、キャンプ場まで戻り、雨の中ではありがたいトタン屋根の下で酒宴を始める。
まずはキリンで喉を潤してから、前夜、一杯飲んだだけでバタンキューしてしまった地酒を戴く。
家から持って来た即席ラーメンを啜りながら、湯田中で買った期限切れのパンを頬張る。
簡単な飯で、あっさりと済ませることも別に気にすることないソロキャンプ。
常温の地酒をやりながら、湯を沸かしたコッフェルに瓶ごと放り込み、熱燗で変化を楽しむ。
美味い、あまりに美味い。
月明かりの中、自分と同じ目線の先に広がる、荒船山に掛かる雲を見る。
刻々と形を変える雲に、しばし見とれる。
雲を眺めているだけで2時間ほど、ちびちび呑んでいた。
地酒も空になったので、寝袋に包まり、寝た。
晴れに賭けて良かった
この絶景を一人占め出来た機会がありがたく感じた。
夏は感じず、秋晴れの中で、前日から濡れていたテントを完璧に乾かし、寝袋を干し、出発の準備をする。
キャンプ場すぐの妙義荒船林道の入口は崖崩れで通行止め。
キャンプ場から下った所に県道44号の看板があるので、それに沿って佐久市内へと向かい
国道を横切り浅科村へ入り国道142号へ。
道の駅ながとで浅間山の広大な風景を味わってからビーナスラインへと向かう。
国道152号を北上して、県道62号で武石村を抜けて旧巣栗林道(県道464号)で美ヶ原へ。
さすがに昼を回ってからのビーナスラインは、どこを見ても車バイクで混雑していて。
美術館下の駐車場はバイクで埋め尽くされていて圧巻でした。
気持ち良い天気の中、混雑しつつも美しい光景で楽しませてくれたビーナスに感謝。
車山を過ぎると、ビーナスラインも終点。
名残惜しいけど、そのまま白樺湖を過ぎて国道152号、県道192号で諏訪市内へ。
混雑を避けて、この前見つけた抜け道で諏訪ICに辿り着く。
諏訪からは中央道、名神高速を利用し5時間ほどで家に着くはず。
予想通り、名神高速は草津から大津まで渋滞していたので、京滋バイパスに逃げ込み、気持ちよく走る。
行きも帰りも西宮北ICから諏訪まで高速道路だったけど、今までよりもずっと楽に感じた。
高速巡航でも、バタツキのない革ジャケットの恩恵でしょうか。
何でもっと早く手に入れなかったんだろうか。
3日間の走行距離、1280km。
2日目が雨じゃなかったら、もっと走っていたかもしれない。
ついつい昼飯も食わずに走り続けてしまう癖、直したほうがいいかも。
家に帰って測った体重4キロ減。
ツーリングダイエット、心にも体にも優しいみたいです。
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