初秋のビーナスライン

     
今年は台風も、雨もなく
ビーナスラインは快晴。

日帰り880km

8月に一度計画したものの、台風で延期にしての再アタック。
休みも中々自由にならず、日帰りで兵庫から長野へ。
今年はソロではなく、ロッキーと。

ロッキーとの合流は23時としたのはいいが、どこで寝るかは決めずじまいで出発。

着々と距離を重ねるつもりが、急な冷え込みが襲ってきた週だったので
たまらず多賀ＳＡでトイレ休憩。
気温は13度程だけど、9月末の服装は微妙に薄着なので身体に堪えます。
ジーンズの下は薄いタイツのみ。

恵那峡ＳＡに着いたのは、微妙な時刻の2時。
身体の冷えと時間調整で、ＳＡのベンチで仮眠をとることに。
ベンチの上でシュラフに潜り込みますが、背中が冷たく寝れるか不安ながら
ロッキーを見てみたら、彼は皮つなぎなのでシュラフに入らず被っているだけでした。
寒いのに寝れるんかいなと思っていたら、ゴーゴー言ってましたから大したものです。


5時に起きて再出発。
岡谷ＩＣからはいつものようにトンネルを抜けて、ビーナスラインへ。
和田トンネルの信号は、この度も赤。
まずは霧ケ峰まで、快晴の中飛ばします。またトイレに行きたいのです。

快晴としか言いようのない青空、ススキの穂が朝日を浴びて黄金色に揺れてます。
早速カメラを取り出して、電源入れると「充電してください」の文字が・・・。
おいおい、こんな青空滅多にないよ。どうしてあなた？昨日満充電したじゃないの。

でも心当たりが。
いつもの充電器が見当たらず、急いで見つけた適当なUSBアダプタで
間に合わせ充電したのが何らかの不具合を。

まあ仕方ない、カメラ借りればと、ロッキーに歩み寄るとカバンをごそごそしてます。
「あれー、ここにカメラ入れたはずなんやけどなぁ」
あ、あなたも。

ということで、今回の画像は全てガラケーで撮ったものです。





居ますよ我々は雲の上に。
こんなに全ての山々が見えたことなんてないですよ。
カメラが欲しかったですよ。

霧ケ峰から美ヶ原までは、地元のローリング族に混じって走り
PIRELLI　エンジェルの滑らかなコーナリング性能に安心感を持つことができました。
よく粘ってくれて、挙動がよくわかる良いタイヤですよこれは。

ビーナスを後にすると、茅野から杖突峠へ。
色々走りましたが、下道ではこのルートが関西へ戻る際の一番快適なルートかと。
R153もR19も昼間は気絶しそうになるぐらい苦痛です。

R152で高遠から伊那へ抜けて広域農道で駒ヶ根で、ランチタイム。
蕎麦を食べたいけど、絶対にカロリー不足に陥ると考えたので重量物を食べたい。
そしてここで身体を休めて再び高速で一気に戻りますので、癒しを求めて探した店がこちら。




明治亭中央アルプス登山口店
まず、名前がいい。登山口店というのが何となくいい。
そして、ここはテラス席があり長時間ゆっくりできるはず。
超有名店のガロの向かいですが、あちらは開店前に20人は並んでました。
ゆっくりなんて出来ません。

川のせせらぎがうるさ過ぎるぐらいでしたが、半露天で食べるカツ丼は趣がありました。
まずはカツを蓋に載せてからご飯を食べよう。

満腹の後の高速道路は、眠気との戦いでしたが
ロッキーが打開してくれて、いいペースで帰ることができました。

カメラが無いなら無いで、テキパキと無駄の無いツーリングができたような気がします。
デジカメになってからは、やたらと写真を撮って、家に帰って半分以上削除してますからね。

カメラに囚われずに、本来の走るという目的を少し想い出した、かな。